20代なら取り敢えず突っ込んで、ボロボロになりながら体当たりで学ぶということもアリでしょうが、40代ならもう少しスマートにいきたいものです。衰えゆく体力を知力と社会経験でカバーするのが得策です。資産運用に関して今までノータッチだったという人は、ある程度まとめて本を読んで自分の中で基本的な理解を得てから始めた方が効率がいいと思います。
では、どんな本を読んでいったらいいのかというと、資産運用の本質的なことを書いている本、資産運用の基礎的なことを書いている本、具体的な資産運用のやり方を書いている本、投資などで名を成している人の考えに触れられるようなな本などです。資産運用においても、これが正しいやり方という正解はないですし、色々な考え方があります。違う考え方をしている人の本を読み比べてみるのもいいと思います。
基本的なことが網羅されている本を最初に読む
最初に読むなら貯蓄から投資まで資産運用の本質的なことがストーリーで書かれた本「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」などが良いと思います。難しい経済用語もなく、資産運用の概念が掴めます。「はじめての資産運用」はライフプランから資産運用を考えることなど、基礎的なことが網羅され、コンパクトにまとまっています。こうした教科書的な本は1冊は読んでおきましょう。
投資ならまず株について知っておきたいものです。分かりやすく書かれたベストセラー「世界一わかりやすい株の本」」世界一わかりやすい株の本 実践編」がおすすめです。資産運用の具体的な方法について書かれた本は「内藤忍の資産設計塾 あ
なたとお金を結び人生の目標をかなえる法」がおすすめです。また、内藤氏の分散投資とは別な運用の考え方を解く「サブプライム後の新資産運用」中原圭介著も読んでおきたい1冊です。これからの経済の流れを考える上で著者のオリジナルな物の見方は参考になります。
投資の世界の先人の哲学に触れる
投資の世界の先人の考え方に触れるのも勉強になります。世界で最も大きな成功を収めた投資家ウォーレンーバフェット氏の投資哲学がわかる「ウォーレンーバフェット 自分を信じるものが勝つ!」がおすすめです。マゼランファンドを世界最大規模の投信に育て上げ、トップクラスの運用成績を上げ続けた伝説のファンドマネージャーのピーター・リンチ氏の考え方や方法論などが学べる「ピーター・リンチの株で勝つ」もおすすめですの1冊です。
アマチュアにも参考になる投資の考え方が示されています。ちょっとアウトローですが「相場師一代」是川銀蔵署も読んだ方がいい1冊です。是銀と呼ばれた伝説の相場師の自伝です。こういう投資の世界もあるということも参考までに読んでおいた方がいいでしょう。
「金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか」吉本佳生著は、金融機関の戦略などにも触れていて、ハズレの金融商品に引っ掛かってしまわないためにも読むべきおすすめの1冊です。