フリーランスは収入の3割を「無かったもの」と考える

フリーランスや自営業で働くことを選んだなら、収入がいい時も景気が悪い時も最初から3割は無かったものと考える習慣をつけましょう。自営業やフリーランスの社会保険は国民年金と国民健康保険になります。社会保障でカバーされる範囲や額が会社員よりも少ないので、自分で備えるよう考えなければなりません。そのために収入の3割を確保したいのです。

例えば、入院した場合です。会社員の場合は短い入院なら有給休暇を充てることができるので、収入はそのまま維持できます。長期に入院したり自宅療養する場合も会社員は「傷病手当金」が健康保険から出ます。月収の6割、最長1年半まで受け取れます。

一方、自営業やフリーランスの場合は入院したら仕事がストップして収入ダウンに繋がりかねません。また、会社員の場合は会社が倒産したり、転職したりした場合は条件を満たせば失業手当金が受け取れます。

老後に受け取れる年金も会社員の方がが多くなりますし、自分が死亡した場合でも妻や子供が受け取る遺族年金の額も会社員の方が多いのです。不公平だと考えるかもしれませんが、この差は加入している社会保険の違いによるものです。

会社員の場合は、健康保険料や厚生年金の保険料の半分を会社が負担しています。従業員が負担しているのは実は保険料の半分で済んでいるのです。でも、半分とはいえ会社員の場合は源泉徴収で1割以上も引かれています。さらに所得税や住民税も源泉徴収されますので、2割近く差し引かれて残った金額が手取り額になります。

一方、フリーランスは自分で健康保険料や税金を納めなければなりません。その分は、いつも収入の中から確保しておく必要があるわけです。だから銀行口座に売上や報酬の入金があっても全額使えるお金だと思ってはいけません。

会社員の負担率よりも多く、少なくとも3割は使わずにとっておくことを習慣にしましょう。その3割の中から国民年金や国民健康保険、住民税を確実に納めていき、死亡保険や医療保険を会社員よりも厚めにかけ、さらに自分で退職金や年金を作るつもりでいましょう。

自分で備えなければならない部分は多いのですが、売上は自分の才覚次第です。定年退職が無いので自分が続けたいところまで現役でいられるのも自営業の魅力です。

— posted by バンバンジー at 02:34 pm